前回の続きです。
本能的に知識は備わっているものだと、私の親は思っていたのでしょうか、、?
お手伝いをしても、母親の思った通りにいかないとこっぴどく怒られてしまい、ビクビクしながら生活をしていました。
褒められる事への違和感
怒られる事が圧倒的に多い日々でしたが、褒められる時もありました。
小学校の夏休みの読書感想コンクールで入賞をすると、とても喜んでくれました。
私は、ほぼ毎回、朝礼で前へ出て表彰状を貰う常連組でした。
でも……、それは、母親の修正がかなりあったからです。
私が書いた下書きの原型はもはやない程に別の文章に添削され、正座をして綺麗な字で正書させられました。
そんなんで入賞したってなにも嬉しくない。
ただ、親は誇らしげです。
私のお婆ちゃん(母の実親)の前で嬉しそうに入賞したことを話すのです。
お婆ちゃんからも、「さすがね〜!!」なんて褒めてもらえたけれど、心から喜べませんでした。
でも母が喜び機嫌が良いからこれでいっか‥と、モヤモヤを抱えながらも生きてきました。
母的にも、自分の親から褒められたいという気持ちがあったんでしょうね。
母から教わったこと
母親から教わったことが、あまりありません。
記してみると、
✔️ 挨拶は明るく元気よくしなさい
✔️ 時間は必ず守りなさい
✔️ 服はちゃんと(肩を合わせて)着なさい
✔️ 郵便ポストはマメに見なさい
✔️ 箸の持ち方
✔️ 字の書き方
✔️ 出汁とかこだわっていない簡単な味噌汁・お粥・中華丼・豚肉となすの生姜炒めの作り方
✔️食器洗いのやり方
✔️病院では香水を付けてはだめ
✔️TPOをわきまえること
これくらいしか思い浮かびません・゚゚(>_<)゚゚・
可能性を止められた
とある楽器を習わせてもらっていました。小学校4年生くらいから、その道のプロになりたいという夢ができました。
でも家で練習が出来るのは30分間のみ。
少しでもオーバーするものなら母の機嫌が悪くなります。
制限が設けられてる理由は、それ以上やると苦情がくるというものでした。
私の実家はマンションだったので仕方ない部分もあると思います。
でも、30分は練習しろと言う意味もよく分からない…。
たまには疲れていてやりたくない気分の時もそりゃ生きていればあります。でも30分間練習しないならしないで「練習しなさい!」と言ってきて私が渋っていると機嫌が悪くなるんです、、。
やる気って、やり始めたら出てくるじゃないですか!
せっかくノリはじめて「ここからだーっ(๑✧∀✧๑)」ってなっても、30分経過で強制終了。
ε-(;-ω-` ) (溜息)
こんなんじゃレベルなんてあがりません。
すべて親の支配下に置かれていました。
自分の意思では動けない。
やりたいテンションの時に思う存分やらせてくれていたら…今頃どうなっていたかな…なんて思ってしまう時があります。
早く自由の身になりたいな…早く大人になりたいなと悶々と思っていた子供でした。
【続く】