私は今38歳。過去を遡り、30歳を迎える私へメッセージを送るとするならばどんな内容になるかをテーマに、今日は文章を書いていこうと思います。
29歳最後の日、私は秋葉原のとある店で朝から並んでいました。今までのパチンコ&スロット漬けだった日々に別れを告げる為に20代ラストの時間全てを捧げるつもりで その店を選びました。
[ 打ち納め ]…それは一種の儀式のようでした。
一日中過ごす気満々で意気込んでいたけれど『どうせ今日も負けるんだろう…』とマイナスの気持ちが大きかった事は覚えている。なぜなら、はじめてパチンコに触れてから約10年間で既に膨大なお金を失い 辞めたいとずっと苦しんできたから。
『30歳になったら打たないぞ』と前を向き、『今日、この日が最後』と強く思いながら入店した。
そんな29歳ラストの日の自分へ 8歳先を生きている私からメッセージを送ります。
早いうちに辞めるのが1番。つまり今。
29歳のその日で最後だったらどれだけよかったか。。。
【籍を入れたら辞める】
【結婚式の日から辞める】
【令和になったら辞める】
30代に突入して、色々なタイミングで挑戦しても全て駄目だったよ。
早いうちに…今この瞬間に辞めるのが1番。
30代は若い。
「30代って 結構歳だね」と言われちゃう事が多いけれど 全然若いです。
BBAとか言われても、全然気にしないでいい。
とってもいい時期です。
無駄にしないで。30代を謳歌して欲しい。
パチンコを辞める事に一点集中しよう。
このまま続けていたら 破滅します。
身の回りの物を売り 現金に変えて しまいにはバイトを掛け持ちすることになります。
バイトを掛け持ちしたところで何の解決策にもなりません。
お金が増えたら気持ちに余裕が生まれてそのお金もパチ&スロに消えます。
私に限って そんなはずはない、強い意志を持っているんだから大丈夫って思ってたけど、駄目だったよ。
全力を注いで依存症克服をまずは目指してください。
1人では解決できない。
1人で悩んでいないで一刻も早く家族に「真剣に辞めたいから協力して欲しい」と打ち明けて欲しい。真剣に話せば家族は理解してくれます。
1人でどうにかできると思っても出来なかったよ。
やっぱり自分以外の人の協力がないと克服できません。悲しいけれど、それが現実でした。
お金の勉強をしましょう。
費やした時間とお金があったら何が出来ましたか?
パチンコ屋でお金を溶かすぐらいならお金のことを勉強して投資に回した方がいい。
料理教室に通って料理の勉強をするんでもいい。
負けた総額…おぞましいよ。
120万くらいする欲しかった物も余裕で買えるよ。
大切な人をこれ以上悲しませないで。
その場だけの快楽で、大切な人を悲しませるような事をして本当にいいの??
夫のご飯は毎回コンビニ弁当かカップラーメン。体に毒だよ。最低最悪な妻でいた事、振り返ると後悔の連続で辛くなるよ。
なにより、自分を大切にしてほしい。
色んな病気と戦う事になります。
少しでも変だと思ったら、病院へ行ってください。
軍資金だからとお金をパチ以外のことには極力使わないといった考えはやめてください。
パチンコのせいで精神的なダメージが相当きます。
そこから今の病気に繋がってしまったんだと思います。
とにかく自分の体の為にもパチンコをすぐにやめてください!!!
最後に……。
ここまで読んでくださった皆様へ。
人生で失敗しない1番の戦略は、“他人の後悔や失敗を集めること”らしい。
これを読んでくださったあなたが まだ20代ならば、私が失敗したルートを、避けて通って欲しい。
40歳になる手前で、私のような気持ちにならないように、30代になる前に、禁パチをなんとしても成功してもらいたいです。
50歳手前………10年後の自分が見た時に、『この時に辞めていればどれだけ良かったか』と再び思わないように、もう二度と繰り返したりはしない!!!!!絶対に!!!!!